「きまぐれボックス」公演

記憶の欠片〜約束の場所〜

そこは、ふたりだけのヒミツキチだった。

電車に揺られて朝焼けを見ていた時、ふと、子供の頃を思い出した。

 「ねぇ、○○ちゃん、ヒミツキチに行こう。」

 「ねぇ、○○ちゃん、ふたりだけの秘密だからね。」 

泣き虫なくせに頑固な幼馴染がいたが、彼女のことが思い出せない。

覚えているのは、大喧嘩したことと、謝れなかった後悔だけ。

私達はなぜ喧嘩をした?そもそも、彼女との思い出って、、、

私は急遽休みを取り、その足で故郷に向かった・・・