――『リアル脱出ゲーム』と『キングダム』のコラボイベント「ある大戦場からの脱出」が3月より全国で始まります。そこで、『アメトーーク!』(テレビ朝日)では“キングダム芸人”として、『キングダム』の魅力を語っていた高橋さんにお話を伺えればと。

サバンナ 高橋茂雄(以下、高橋):まずアニメもそうですけど、『キングダム』は1話からフルテンションで、ずっと面白いってところが傑作中の傑作やと思うんです。史実を基にしているから、最終的にどうなるかはなんとなくみんな知ってるんやけど、詳しいことはまったく知らへん。そんな中で、いろんな将軍とかが出てきて、戦いを繰り広げていく。ほんまに男の子心がくすぐられますよね。もちろん、女の子も「好き」って言うし、あんなにワクワクしながら読めるマンガはないって思います。だから、「おすすめ作品教えて」って言われたら、『キングダム』って答えてたんですけど、今はもう「『キングダム』が面白いのはわかってるわ!」って言われる時代に突入してますよね。

――『キングダム』は男の子的な熱さに加えて、ちょっと笑えるようなお笑い要素も入っていますよね。

高橋:桓騎軍の千人将・オギコみたいに、強いとか弱いとかじゃなくて、「単に笑いとしてお前入ってるやろ!」ってキャラもいますよね(笑)。でも、そいつすらも愛らしく思えてくる。実際に、あれだけの人数がいる戦場だったら、そういう奴もおったよな…とかって思いますし。

―― 高橋さんは『リアル脱出ゲーム』のファンでもあるそうで。

高橋:『リアル脱出ゲーム』は、もともとテレビ番組の収録で『リアル脱出ゲーム』を主催するSCRAPの加藤(隆生)さんと一緒になることがあって知ったんです。その時の加藤さんの的確なコメントと話の面白さに「この人、只者ではない…仲良くなりたい」って思って、ご飯に行かせていただきました。その縁もあって、『リアル脱出ゲーム』を実際にやってみたら、めちゃくちゃ面白いし、めちゃくちゃ難しいんですよ。ほんまに一時間謎解きに集中せなアカンくて、「謎が解けた!」と思っても実は解けてなかったりして…。でも、諦めなかったら、絶対に謎は解けるはず。僕自身、何回もプレイしてるんですけど、まだ一回もしっかり脱出したことはないんですよ。

『キングダム』で「こいつと戦って勝つの無理やん!」って思うような敵を信がクリアしていったように、強大で無理な敵(謎)と戦うっていうのが『リアル脱出ゲーム』の醍醐味。だから、よく『リアル脱出ゲーム』と『キングダム』が組んでくれたな、って思います。

―― 『キングダム』と『リアル脱出ゲーム』、両方のファンとしても楽しみだ、と。

高橋:SCRAPの『リアル脱出ゲーム』ってスベリ知らずだと思うんで、スベリ知らずの『キングダム』と組んだら、もちろん面白いっていうのは成り立つ。「どうやってこの2つを合体させんねん?」って思っても、SCRAPなら絶対に期待を越えてくれるんです。『リアル脱出ゲーム』がスベリ知らずだし、傑作中の傑作の『キングダム』と組んだら、絶対面白い!

それと、重要なのは『キングダム』をそこまで知らなくても『リアル脱出ゲーム』を楽しめるっていうところ。もちろん『キングダム』を知ってたほうがより楽しいんで、このコラボイベントは『キングダム』ファンなら絶対楽しめると思います!

―― 今回の「ある大戦場からの脱出」では、秦国の将軍であり、信の師ともいえる将軍・王騎の活躍や、趙国の三大天である軍師・李牧が初登場するなど、原作でも人気のエピソードである「馬陽攻防戦」が舞台となっています。

高橋:僕、正直言うと、最初に王騎が出てきた時、全然格好良いって思わなかったんですよ。「気持ち悪い将軍やな」って。でも、王騎の強さや王騎が背負ってる物語を見て、「王騎になりたい!」とまで思わされた。「馬陽攻防戦」は、そうやって信も成長していく戦いですよね。しかも、絶対的な天才軍師・李牧の実力もハッキリ見せつけられる。だから、中国の歴史上、一番面白いくだりなんじゃないんかな…。中国の歴史で「馬陽攻防戦」の次に面白いエピソードがあるとすれば、「ラーメンが出来るまで」の話でしょうね(笑)。

―― 「王騎になりたい!」と思ったということですが、『キングダム』で好きなキャラは?

高橋:王騎も好きですし、全員に好かれんでもいいスタイルの桓騎も好きですね。あとは、信もめちゃくちゃ好きです。僕が2回生まれ変わったら、信になりたい(笑)。ルックスとか力強さ、男らしさとか、でも、信は僕が持ってへんモノを持ちすぎてる! だから、僕としては、河了貂とか、軍師になりたいと思いますね。

―― 前線に立つ将軍よりも、後方支援の軍師のほうが自分に合ってる?

高橋:力を使わずに戦えるんで・・・。だから、『リアル脱出ゲーム』もほんまに軍師の気持ちでいけるんちゃうかな。実際の戦には行きたくないけど、“戦場で謎解き”って言われたら、めちゃくちゃ楽しいですよね。

―― 通常の『リアル脱出ゲーム』は6人や4人で1グループを組んで謎解きをします。ただ、今回の「ある大戦場からの脱出」は、一人で謎解きをしても、何十人でグループを組んで挑むこともできます。それこそ、高橋さんが後輩を率いて、軍師となって指揮することもできます。

高橋:『リアル脱出ゲーム』って、自分の軍(グループ)にヘボいやつが2人おったら、絶対クリアできないんですよ。だから、いかに自分の軍を完成させていくかっていうのが大事。6人グループだったら、すごい6人の軍を作るのってマジで難しいんですよね。特に、仕事している社会人とかだとスケジュールもバラバラなんで。だから、今回の“1人でも参加できる”っていうのはマジで助かります。

―― ちなみに、「一緒に『リアル脱出ゲーム』に挑みたい!」という人はいますか?

高橋:相方の八木さんは絶対、嫌です(即答)。リアル脱出ゲームに必要なのは謎解き脳なんで、八木さんはなんの役にも立たないです。実際の戦だったら、人柱になってくれるかもしれないですけど(笑)。体力より謎解き脳のある奴を連れていきたいですね。ロザンの宇治原(史規)とか田畑藤本の藤本(淳史)みたいな賢いやつ。でも、僕は藤本の人間性をよく知らないんで、軍師として考えた時、「自分の軍の中に信用できへんやつを入れていいのか?」って問題が発生するんです。

―― クリアするためには、“伍”のように、信用できる仲間と戦わないといけない。

高橋:『リアル脱出ゲーム』って、解かないといけない謎を1人で抱えてしまったら、絶対にクリア出来ないと思うんですよ。自分が出来るって思う課題に取り組んで、解けない謎はほかの仲間に頼って、一緒に強大な敵を倒していかないといけない。それこそ、全中華が襲ってくるわけなんで(笑)。『リアル脱出ゲーム』は一時間の中でみんなトランス状態に陥るから、みんな結構、素の性格が出てしまったりする。だから、特に初めて『リアル脱出ゲーム』をやる人には、「みんなで楽しく」っていうのを念頭に置いてほしいですね。

―― 「ある大戦場からの脱出」では、水曜日のカンパネラによる主題歌も発表されました。この曲を聞いた感想を教えてください。

高橋:(主題歌を聞きながら)…歌詞で「キングダム」って言うてもうてるやん!(笑)『キングダム』っていうたら、男の子が鼓舞されるような主題歌をイメージするけど、水曜日のカンパネラさんが担当するっていうのは面白い。キャスティングの妙というか、自分の想像の斜め上をいってる感じで楽しいですよね。

―― さらに今回、「ある大戦場からの脱出」開催記念企画として、Twitterにて『貴方が選ぶ!アニメ「キングダム」名セリフ総選挙!』を実施しました。信、王騎、羌瘣それぞれの名台詞5つから好きな台詞を選んでもらうというものだったのですが、候補の中で高橋さんが好きな台詞はありますか?

高橋:難しいなぁ…。でも、やっぱり羌瘣は格好良い。羌瘣や河了貂が女の子っていうのも、『キングダム』のすごいところなんですよ。信の周りには実は2人も女子がおって、その子たちも戦っている。なんで、好きな台詞は羌瘣の「トーン…タンタン…」かな。台詞というか、その独特の擬音も『キングダム』っぽいですし。

―― それでは最後に、「ある大戦場からの脱出」に挑もうと考えている方へのメッセージをお願いします。

高橋:SCRAPの『リアル脱出ゲーム』だったら、『キングダム』に踏み込んで、絶対に原作ファンも納得できるストーリーを作ってくれると思います。ほんまに『キングダム』の世界に入って、無理なミッションに挑むことを楽しめるはず。絶対に外れなしだと思ってるんで、ぜひみんなで行ってほしいです。

僕も絶対に行きます!自分の器が将軍としてどれくらいなのか、測りに行きたい。わりと謎解きが好きな僕でも、『リアル脱出ゲーム』には簡単にやられてしまうんで、フンドシを締め直して、天下の大将軍になりたいですね!

―― 最高の軍を作って、脱出成功を目指してください。もしよければ、八木さんも一緒に…。

高橋:八木さんを連れて行くことはないです(笑)。

(インタビュー&構成/須賀原みち)