リアル脱出ゲーム×暗殺教室「暗殺教室からの脱出２」

「起立！気をつけ！礼！」

の司会の声に、すかさず銃を構え「バンバン！」と生徒役の参加者全員が応えた。ここは、リアル脱出ゲーム『暗殺教室からの脱出2』の会場の1つ、道玄坂ヒミツキチラボ。今日は、アニメ「暗殺教室」のキャストとスタッフ約30名が集まった。

「起立！気をつけ！礼！」

全世界で200万人以上が参加する「リアル脱出ゲーム」と、現在フジテレビ他で放送中のアニメ「暗殺教室」（原作：松井優征「暗殺教室」／集英社「週刊少年ジャンプ」連載）のコラボレーション公演の第1弾「暗殺教室からの脱出」は2015年に開催された。

「暗殺教室の世界観がそのまま楽しめる」「リアル脱出ゲームに参加したことがない人にもオススメ」と大好評だった前作を受け、第2弾『暗殺教室からの脱出2』がいよいよ開催される。前作に参加した人はもちろん、本作だけでも十分に楽しめる内容だ。

ゲーム中は1人1役、暗殺教室のキャラクターになりきってゲームを進める。今回、キャストチームのメンバーが担当することになったキャラクターはこちら。

「ゲームスタートです」という司会の声が合図となり、会場全員が一斉に謎を解き始めた。リアル脱出ゲームにはプライベートでも参加するという福山が「この問題解けた」とチームをリードし、藤田も「この情報が使えそう」とアシストする。竹内は「すごい。さすが！」とチームを盛り上げ、植田も「これを組み合わせてみよう」と積極的に意見を出す。解答に行きづまると、緒方が「逆の順番かもしれない」と別の考え方を提案し、水島も「この文章さっき見たよ」と応える。

今回のゲームは、完全防御形態となり24時間動くことができない殺せんせーに指示をもらいながら、1時間以内にワクチンを手に入れ、ウイルスに侵されたクラスメイトを救わなくてはいけない。「難しいよー！」と頭を抱えつつも、問題が解けると歓声が上がり、60分のプレイ時間はあっという間に過ぎていく……。

そして、「ゲーム終了まで、残り10分」というアナウンスが流れると、福山チームは全員が座席を立ち、議論もヒートアップ。6人の「謎を解いて脱出したい」という気持ちが、どんどんと加速していく。制限時間いっぱいまで謎を解ききり、最後に藤田が解答用紙にペンを走らせ、タイムアップ！大いに盛り上がったキャスト陣は、はたして無事に脱出することができたのだろうか。

結果発表。今回の成功チームは…… 1チーム！
福山チームは見事脱出成功！観客全員から歓声が上がり、見事すべての謎を解き明かした福山らに拍手が贈られた。脱出に失敗したチームからも「難しかったけれど面白かった」「クラスメイトを救いたかったー！」といった声が漏れる。

それでは、成功の喜びにわくキャスト陣6人に感想を聞いてみよう。

知力・体力・時の運などを使い、「すべて」の要素を使わないと脱出できません。我々は最後に「時の運」で勝ちました。奇跡は、諦めなければ叶う！リアル脱出ゲームには何度も参加していますが、初めての成功で嬉しいです！

腹が減った。ラーメン食わせろ。

とっても楽しかったです！解説中に「はああああ！」って思って、おもわず悲鳴をあげてしまいました(笑)。もともと謎解きは好きで、第1弾の「暗殺教室からの脱出」にも参加したんですが、いつも「あと一歩」のところで時間切れになることばかりだったんですが……。今回はみなさんのお力もあって、初めて脱出でき感激しています！

自分の得意な部分ってすごく限られていて、わからない部分はちんぷんかんぷんでした。今日僕は皆さんが解く姿を座って見てただけですけど、こういう役割の人間も一人は必要なのかなって思いました。整理整頓も重要ですよ。大切なカードを行方不明にさせちゃった場面もあったので（笑）。

前作の「暗殺教室からの脱出」は脱出できなかったので、今日が初めての脱出成功です！自分の得意分野をどれだけ見付けることができるかが、脱出ゲームの「きも」になってくると思います。楽しかったー！

リアル脱出ゲームに参加するのは、今日が初めてです。僕、全然活躍してなくて、ずっと皆さんが解いてるのを「みんな頭の回転早すぎじゃね？」って思いながら見てました。今日はおんぶに抱っこだったので、次はもっと自分でも解けるようになりたい。

「暗殺教室」の声優陣もうならせた『暗殺教室からの脱出2』は、2016年2月10日(水)より札幌から福岡まで、全国18都市で順次開催。みごと脱出成功した彼らのアドバイスを胸に、ぜひ挑戦してみてはいかがだろう。

（text：たけべともこ／photo：関口史彦）