11/1に「十人の憂鬱な容疑者」が無事スタートしました。
これで渋谷ナゾビルでは3つのアジトオブスクラップが楽しめます。
地下アンティークルームからの脱出、魔法の部屋からの脱出、
そして十人の憂鬱な容疑者。
ナゾビルの内見に行ったのが今年の1月?2月?くらいだったと思うのですが、
ようやくこれで全フロア稼働です。

先日、ナゾビルでの公演中にふと思ったのですが、
各階10人ずつ、計30人のいい大人達がひとつの建物内でそれぞれ必死で謎解きをしているこの状況ってなんかとってもキュートでファニーだなと。もはやわけわからんがなんだかとっても愉快だなと。

わたしは大学で映画製作を学んでいたのですが、毎日つらい思い、楽しい思いをしながら映画を作る中で、
たまに「こんなことしなくても世の中は円滑に回って行くんだろうなぁ」と思っていました。
と、同時に「でも無いと困るなぁ、つまんないし」とも思っていました。
リアル脱出ゲームを作ったり運営していると、その時と同じ気持ちになります。

アジトオブスクラップは大体毎日人を閉じ込めてます。
たまに「毎日やってて飽き無いの?」と聞かれるんですけど、答えは「飽きないよ!」です。
なんか模範解答みたいな答えになっちゃうけど、やってることは同じでも、閉じ込められる人達は毎回違う訳で、
舞台や設定は同じだけど、毎回ストーリーが違うのです。
2年半前に一番最初のアジトオブスクラップ、東新宿GUNKANの「謎の部屋からの脱出」が始まった時からずっとアジトにいるけれど、
その時からずーーっと、こんなに楽しい場所は無い!と思ってせっせと営業してます。
100人来たら100人が同じくらい楽しめるって訳では無いと思います。正直。
でも100人来たら100人が楽しめる様に全力で運営してます。
東新宿GUNKANも渋谷ナゾビルも、どちらもとんでもなく不思議で奇妙で素敵な場所です。よ。

ある牢獄からの脱出
時空研究所からの脱出
地下アンティークルームからの脱出
魔法の部屋からの脱出
十人の憂鬱な容疑者

全部楽しいです。なんならわたしも遊びたいくらい。このお仕事をしてて唯一残念なのがアジトオブスクラップで遊べない事。
いいなぁみんな、楽しそうで。

みなさんの全力の「脱出したい!」という気持ちにこれからも全力で応えていきたいと思います。全力で閉じ込めますよ。

今後ともアジトオブスクラップを宜しくお願い致します。


アジトオブスクラップ横山