扉7 エキスパートルール 解説

DOOR 7

扉7は「迷い」をテーマにした謎でした。 「ビギナールール」「エキスパートルール」「マスタールール」があり、難易度を選んで解くことができます。 ※選ぶ難易度によって抽選に応募できる口数が変化します。 このページではエキスパートルールの解説を行ないます。

扉7のビギナールールの解説のオレンジマーカー部分の考え方はエキスパートルールでも多用していきます。 しかし、エキスパートルールでやっかいなのは「黒い壁は2回だけ通ることができる」というルールです。 確定する部分に線を引こうにも黒い壁はどれも通る可能性があるので、確定として線を引ける部分がだいぶ少ないです。 そこでまず注目すべきが下の図のピンクの◯部分の黒い壁でした。
この黒い壁は上から下まで盤面を左右に完全に分断するように存在しています。 「すべてのマスを1回ずつ通らないといけない」というルール、「黒い壁が2回だけ通れる」というルール、「スタートとゴールがどちらも左側のエリアにある」ということ、これらから図の水色の線のように、必ず右側のエリアに1回進入して戻ってくる必要があります。 このときにピンクの◯部分の黒い壁は必ず2回通ることが確定します。 (もちろんこの黒い壁のどの部分を通るかはまだ確定しません。)

つまり、ここ以外の黒い壁はすべて通れないもの、と考えても問題ないということです。 このことからルートが確定する場所に線を引くと下の図のようになります。
ここからは「①ルートの方向を確定させてから解いていく方法」と「②ルートの方向を確定させずに解いていく方法」の2つの解き方で解説していきます。 ①は非常に難しい考え方を使用しますが、同じようなパズルでよく使われる便利な考え方なので、この考え方ができるようになると他のパズルも解きやすくなるはずです。

①ルートの方向を確定させてから解いていく方法

今回の条件においては、壁際で壁に沿うルートは水色の矢印のように方向が確定します。
盤面上縁に沿うルートは右向き、盤面右縁に沿うルートは下向き、盤面下縁に沿うルートは左向き、盤面左縁に沿うルートは下向き、という方向です。 この考え方が難しいですが「1本のヒモをスタートとゴールを両端として配置する」という考え方をしてみると比較的わかりやすいです。 道中のルートはどうあれ、壁に沿った部分のルートを図と逆で考えてみると、両端が固定されている関係でヒモはどういう形にしても交差してしまうことになります。 つまり、その場合2回通らなければならないマスが存在してしまい、ルールに矛盾するといった考え方です。 もちろんそもそも「2回通ることができるマスがあるルールが存在するパズル」であったり「スタートやゴールが盤面の縁ではなく内部にあるパズル」であったりする場合など、この考え方が使えない場合もあるので注意です。

今回のパズルに話を戻します。 ここまで確定したら、次は「教義に反する4つの単語『うそ』『そん』『びり』『びんぼう』はこの順では通れない」というルールに着目しながら、下の図の水色のマスに注目してみましょう。
教義に反する言葉を通ってしまわないようにルートを引き、そのまわりで確定する部分にも線を引くと下の図のようになっていきます。
この時点で2回通る黒い壁も確定しました。
また、上の図の中央下部の部分はつながってしまうと右側のエリアがまるっと孤立してしまうのでもちろんつながりません。 それらを考慮すると以下の図まで確定していきます。
ここまできたら、図の黄色のエリアに注目してみましょう。 このエリアのマスももちろん1回ずつ通る必要がありますが、もはや「り」と「石」のマス部分で入って、「と」と「17」のマス部分で出てくるしかありません。 それ以外だとどうやっても黄色のエリアが孤立することは明白なので、その部分に線を引くと以下の図まで確定します。
ここまできたら残りのマスに線を引いてみて完成させる方が早いですが、もう1つの考え方を紹介します。 上の図の黄色のエリアに注目しましょう。 これもまた難しい考え方ですが、一筆書きの迷路においては「スタートとゴールを含まないある任意のエリアから出入りする線の本数は、入る線と出る線とが同数になるはずなので必ず偶数になる」という性質があります。 この2×2のエリアは、線が3本進入することはすでに確定しています。 ということは、「4」と「い」もしくは「石」と「6」の部分、どちらかは必ず線が引かれることがわかります。 しかし、「石」と「6」が結ばれると仮定すると以下の図のように「い」のマスが孤立してしまいます。
つまり「4」と「い」が結ばれることが確定します。 そこまで決まればすべてのルートが確定します。
①の解き方は以上です。

②ルートの方向を確定させずに解いていく方法

以下に図で解き方の流れを示しますが、水色の線水色のマークは1つ前の図から新たに確定した部分を表しています。 (それ以外の線やマークは1つ前の図より前にすでに確定したものです。)
②の解き方は以上です。

ルートが確定したら、スタートを1マス目として15の倍数番目のマスを読みましょう。 下の図の水色の◯部分です。

扉7のエキスパートルールの答え「ふうりん火山(風林火山)」
扉7の謎の答えを入力すると以下の動画を見ることができました。
※「ビギナールール」「エキスパートルール」「マスタールール」の正解時に見れる動画の内容はすべて同じです。